ご挨拶Welcome to our workshop

ご挨拶

「第26回SST全国経験交流ワークショップ in 仙台」 へ お越しください。
~ 小さくたってきらりと光る私の経験、ワークショップでみんなの宝に ! ~

 2021年7月10日(土)、11日(日)に、仙台市のトークネットホール仙台(仙台市民会館)にて、「第26回SST全国経験交流ワークショップ in 仙台」を開催いたします。
テーマは「小さくたってきらりと光る私の経験、ワークショップでみんなの宝に !」にです。
19の分科会、皿田洋子先生による副会長講演「小学校でのSSTの取り組み ― 3年間の縦断的研究から見えてきたもの ―」、相澤欽一氏(宮城障害者職業センター)による教育講演「精神障害者の就労支援 - 精神障害者の雇用義務化や合理的配慮の提供義務を踏まえて-」、保護司100人ワークショップ、初級研修会、認定講師研修会、認定講師フォローアップ研修、西園名誉会長によるイブニングセミナーなど、魅力的な企画満載のワークショップです。
ぜひ、御参加下さい。

 2025年には普及協会が発足して30周年を迎え、協会が法人化して10周年を迎えます。
日本でSSTを普及する上で協会が行なってきた事業と果たしてきた役割は大きなものだと実感されますが、そういう節目の時期を迎えようとする今日、今後さらにSSTを普及するうえで協会はどんな事業を進めることが必要かを考えてみましょう。
SSTの核心は障害をもつ人たちをはじめ社会生活の上で様々な困難を抱える人たちのコミュニケーションの力、日常生活における問題解決の力を増し、対人関係を作る力を増す技法であることです。
なのでSSTは当事者の地域生活支援のためのいろいろな方法に共通する基礎的介入方法となっています。
したがって、SSTはそれ単独でなく地域生活支援の様々な方法と一緒に用いられてこそ真価が発揮されると期待されるのですが、そのようなものとして時代のニーズに合ったSSTとしてさらに発展するためには、生活支援の視点を行動(スキル)から認知・行動(価値意識とスキル)へと広げるとともに、スキル獲得のプロセスを「教える」から「自ら学ぶ」「共に学ぶ」形へと発展させることが必要と思われます。
1)参加当事者個別のアセスメントを行い当事者と共同で目標設定をしてSSTを実施すること、
2)内発的動機づけを高めセッションへの主体的参加の尊重を図ること、
3)非機能的な(ネガティブな)自己認知への介入を行うこと、
4)認知リハビリテーションと結びつけること、
5)訪問サービスや家族心理教育等と統合して実践することが必要で、このように強化されたSSTがe-SSTだと言われています。

 「第26回SST全国経験交流ワークショップ in 仙台」では、こうしたSSTの発展を会員みんなの力で進めてゆく一つのステップとなればと実行委員会は期待しています。
「小さくたってきらりと光る私の経験、ワークショップでみんなの宝に !」というテーマは、「第26回SST全国経験交流ワークショップ in 仙台」を会員の皆さんの知恵と力でSSTを一層発展させてゆく跳躍台にしてくださいという意味を込めたものです。
7月の仙台は、まさに青葉しげれる美しい季節です。
19もある分科会、皿田洋子先生による副会長講演、相澤欽一氏(宮城障害者職業センター)による教育講演、保護司100人ワークショップ、初級研修会、認定講師研修会、認定講師フォローアップ研修、西園先生のここでしか聞けないお話が飛び出すイブニングセミナーを、お誘いあわせの上、みんなでお楽しみください。
実行委員一同首を長くしてお待ちしています。

第26回 SST全国経験交流ワークショップ in 仙台

大会長 SST普及協会南東北支部 支部長
丹羽 真一